2月6日に、地元を流れる上川の支流、横河川上流域に超大型ソーラー発電所建設の説明会があった。建設する企業が行なったものだ。
- 面積197ha(この面積は2km×1kmの面積に匹敵する)
- ソーラーパネル346,000枚)
- 合計容量90MW(信毎は15日の記事で「国内最大級」と書いた)
- 工期--今年末に始め、2018年秋完成(3年間)
とてつもない広大な大地の上に34万6千枚ものパネルを並べそこで発電するという。
会社の説明では、
- ビニールシートを敷き詰めた上にパネルを並べる工法を取る。
- 現状では大雨の時の保水量は4割が地下浸透。6割が河川流入であるが、工事をした場合の地下浸透は1割。9割が河川に流れる込む。
- 流れた水が河川に直接流れ込まないよう「調整池」を5ヵ所につくる。
と言う。
この土地は、かつては牧場であったが、現在は下写真のように荒れ地(自然に木が生い茂っている)になっている。諏訪市の牧野組合の所有で、「自然エネルギーに活用してもらえるならありがたい」諏訪市の地権者(信毎15日報道)という考えもわからないわけではない。

しかし、水が流れている茅野市米沢地籍では、万が一のことを考えると心配だ。かつての大雨で、何回も氾濫していて、被害が出ている。(もちろん、対策がされている)
そのうえ、この広大な土地の管理、とりわけ草刈りをどうするか、心配だ。「除草剤は使わない」と言うが……。
この水を田んぼに取り入れブランド米の「米沢米」を作っている地元住民の心配はよくわかる。
行政は「法律に基づいて対処する」そうだが、それで地元の不安が解消されるとは思わない。(上・下写真とも、2月14日撮影の建設予定地、深い雪に覆われていた)(信毎は今日15日、三面に報道)
