社会福祉法人で働いている20代管理栄養士さんと話をした。
色々話しているうちに、昇給の話になった。「うちの法人はほんのわずかしか上がらない。3000円です」とのこと。
二十歳で就職し、8万円の初任給。30で21万、40で24万、50で27万、定年の60で30万。この金額で結婚し、家を建て、子どもを東京の大学に通わせると、はたして仕送りができるだろうか。
給料が同額の旦那さんなら、家を建て、大学まで通わせるのは非常に難しい。
「自分は親と同居をしているので、何とかやっているが、借家していたら結婚はむずかしい。仕事そのものはたのしいが、給料何とかならないか」ともいっていた。
教え子の親とお店で行き会った。市の臨時職員をしていることは聞いていたが、シングルになり、3人の子育てをしているという話は初めて聞いた。給料の話は聞かなかったが、「市の臨時」職員となれば、多くないことは明らかだ。
共 産党の志位委員長が、衆議院予算委員会の基本的質疑の中で、最低賃金の引き上げをもとめ、「日本のシングルマザーは先進国の中で最も懸命に働いているが最 も貧困な状態におかれている」と、 事実をもとに追求したが、若者の低賃金の改善は、今、重要な課題だと改めて実感した。