9月議会 「決算審査」について

9月議会は28日に終了。29日間と長い議会でした。
「茅野民報」に書いた「決算審査」についての原稿を転載します。

9月議会が終わりました。9月議会は「決算議会」と言われ、昨年度の「決算の認定」を行う重要な議会です。
決算審査は「議会予算決算常任委員会」に付託され、そこで丸2日かけて審査されます。
この常任委員会には議員18人全員が属しており、全員で審査します。
市側は市長はじめ部課長係長全員が出席します。市側は、部ごとに入れ替わって説明と答弁をし、自分の部が終了すると、退席し入れ替わります(市長など本会 議出席メンバーは終日出席)。予算決算審査を全議員参加の下で行う市は少ないと聞きますが、議員の側からすると、1年間に茅野市がどこにどれだけお金を 使ったのか目の前で審査することができ、大変良い仕組みだと思います。
私は、審査の中で、数字(金額)がどうこうだけではなく、市民要望との関係で、一昨年に比べて何故減っているのか、増えているのかなどを聞くと共に、来年度予算に反映すべく、要望も多々しました。
介護サービスに関してでは、介護保険サービスの枠外のサービスで茅野市が独自に実施している「ふれあい福祉事業」という事業がありますがその事業に関し て、「要介護認定者が入院している場合で一時帰宅した時自宅で必要になる車いすや介護用ベッドの借用料は介護保険からは拠出されず「自費」になります。こ うした場合を想定し、ふれあい福祉事業では「介護用品の貸与費用補助」というサービスがあります。しかし、このサービス内容を知らない「要介護者」がいる のではないか」と質問し、当事者が困らないように一覧表など作成し、ケアマネージャーなどに周知を求めました。
教育施設管理に関して、「市が管理する公園は市の費用で整備・管理」していて綺麗になっているが、広大な敷地を持つ北部中学校の敷地などは生徒先生はじ めPTA作業などで保護者の協力で草刈り草取りを実施しているものの、管理はとても大変です。是非とも「管理のための費用を拠出して欲しい」と要望しまし た。
ごみ処理に関して、「今年から事業系焼却ごみの焼却費用を1.5倍にしたことに依ってごみ減量化がなされているか」についても聞きました。「事業者個人 (本人)が持ち込む場合の量」は減っているが、ごみ回収業者が持ち込む量の変化は見られないとのことでした。減量化を進める上でのヒントに繋がる回答だと 思いました。
厚さにして数センチもある資料の全てに目を通しましたが、分からないことだらけの1回目の「決算審査」となりました。
市民要望を実現させるために「予算要望をしっかりやっていかなければ」とあらためて思った次第です。

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